日常の不満(女性編)
このブログのページで、他の方々の記事を目にするが、日常を書かれている方が、非常に多く感じる。プライベートをそんなに映して恥ずかしくないのかと思っていたが、匿名でやられているので、別にどうでも良いことかと思った。そこで、私も映画に関することではなく、少しだけ日常の不満を書かせていただく。
私は、女性がとても好きだ。男で生まれたからには、同性愛者でない限り、ほとんどの男性が、女性のことを好きなのかもしれない。これは当たり前のことなのだろう。私は、元々女性とデートするのが好きであった。
コロナ感染が今年の初旬から騒がれている影響で、女性と知り合う頻度が格段と減った。そのおかげで、最近全然楽しくない。飲み屋街にも行けなくなっており、鬱憤が溜まる一方である。そこで、友人に相談すると、マッチングアプリというものを教えてもらった。そこで、多くの女性と知り合うが、画像と出会った時の顔が違いすぎる。それは、仕方がないことでもないが、そう思い込み、次は、画像、テレビ電話(ばっちりメイク時、仕事終わりのメイク時の2パターン)を行い、出会った。しかし、顔が全く違う。なぜだ。何がいけないのだ。私は、そんなに悪いことをしたのか。それで、罰が当たったのか。
上記のこともあるのだが、こういったアプリで知り合う方は、大きな勘違いをしていると感じる。男性よりも圧倒的に女性の方が少ないので、女性にメッセージが来る確率は、非常に多いと思う。それで勘違いをして、多くの方から好意を抱かれていると思っているのは、大きな間違いだ。男性の数が多いだけなのだ。そして、そんなに美人がいない(本当に画像だけは美人の方もいるが)。そこも憤りを覚える。
そして、出会った女性に全員に共通することは、今まで出会った人は、全員気色が悪かったと言う。いや、そんなことないと思う。そう思いたい。日本の男性は、気色悪いやつばかりではない(アプリをやるような人は気色が悪いのが、多いかもしれないが)。それが真実であるのであれば、日本は益々少子化になってしまう。非常に心配だ。
それから、女性の中で、会うのはちょっと遠慮したいという人がいる。いや、会わないとどんな人か分からない。なぜ、出会いを求めているのだ。アプリ上、メッセージ上だけで楽しむのか。出会った瞬間にレイプでもされると思っているのか。私は、22歳で性欲が無くなったので、そんなことをするはずがない。通常の女性では興奮出来ない。そんなクソみたいな関係なら私はいらない。
私は、マメなことがとても得意である。最近、今まで知り合った人はどのくらいいるのだろうと思ったので、少し調べた。すると、1050人以上知り合っていた。現在、毎週1人は、会うようにしている。この計算で行くと、全員と会うまでに約21年以上必要である。ふざけるな。早く良い女性に知り合いたい。いつまでこんなことを続けなければならないのか。誰か助けてほしい。いや、自分で何か改善策を見つける。
私は、責任のある刺激と自由を手に入れ、幸せになる。
フォードvsフェラーリ
2020年7月18日(土)
フォードvsフェラーリ 153分 視聴
この映画は、『パラサイト 半地下の家族』を映画館に見に行った際に、予告編で流れているのを見て知った。私自身、車には全く興味がなく、レンタカーで全てを済ませる部類の人間である。しかし、この映画は予告編の時点で面白そうであったので、視聴した。
内容としては、題名から見ても分かるように、フォード社が、フェラーリ社にレースで勝つよう、レース用の車を製造するといったものであった。まず初めに、フォード社がレースに勝利するために、優秀な監督とレーサーを探す。そこで、元々付き合いのあったレーサー経験のある男に頼る。この男は、フォード社が出場する予定のル・マン24時間耐久レースで優勝経験があったが、持病の悪化で一線を退いた男であった。その男に車の開発から頼むが、レースには出場できないので、腕の良いレーサーを他に探す。そして、レーサー兼、整備工場を営んでいる男を見つける。しかし、この男は訳ありで、性格に難がある。その2人が、紆余曲折し、協力して、レースに出場することとなる。この物語は、実話を元に制作されている。
実話を元にした物語は、あまり当たりはないように感じる。しかし、この映画は、全くそのようなことがなく、非常に面白かった。素晴らしいと思った点としては、映画を通して、飽きる部分、ダレる箇所が無かったということである。153分も上映時間があるのにも関わらず、飽きることが無いというのは非常に珍しいことだと思う。盛り上がる箇所が、何種類にも分けられているので、オチがいくつもあるということが、楽しめる要素になっていると考える。
あらすじを簡易的に記載しているが、物語のキーマンである監督とレーサーの紆余曲折が見どころ満載である。そして、実話を元にした物語では、結末が現実的であるというところも、見ていて心に残る良い点だと私は考える。元々、この映画を制作するにあたって、実話を元にしているので、どういった物語の運び方が適切であるのか、どのような結末の見せ方が良いのか等、緻密に考えられ、描かれたかが窺える。映画を通して、感じ取れたその熱意にも、私は感動した。そして、いつも洋画を視聴して思うのは、ヒロインがあまり美人ではないのだが、非常に魅力的に感じる。東洋人では、あまり思わないことである。ただ私が、西洋人の女性が好きなだけであるかもしれない。
私はこの映画を絶賛する。
湯を沸かすほどの熱い愛
2020年7月12日(日)
湯を沸かすほどの熱い愛 125分 視聴
何でもそうであるが、新しいことを次々に始めるとどんどん手札が無くなり、したいことが無くなってくる。そのため、何かに触れ、新しいことを発見することが重要になり、手札を溜めていかなければならない。映画もそうである。見たい映画を次々に見ていくと、見たい映画が無くなってくる。そこで、レンタル店に出向いて、その場で探し、見たいものをレンタルするのも良いが、時間がかかってしまう。それが楽しいのではないかという人もいると思うが、私は、その時間が無駄と感じてしまうことが多々ある。なぜならば、そういった方法で見る映画を選定すると、ハズレの場合が多いからである。
今回、視聴した映画に関しては、ベタであるが、面白い映画まとめサイト等を閲覧し、見つけ出した。どのサイトを見ても、上位に君臨しており、見る価値があるのではないかと錯覚させられた。しかも、私が見ていたサイトは、泣ける映画ランキングとかいう何の捻りもないようなベタベタのものであった。信用できるのであろうかと感じたが、泣ける映画を探している自分も痛々しいので良しとする。
ある家族の物語であった。ある家族といっても、少々複雑であり、家族で風呂屋を営んでいたが、旦那に失踪されたので、それを休業し、パン屋でバイトし生計を立てていた。一人娘がおり、そちらも難ありで、学校でいじめられている。予告にも流れていたが、序盤で主人公である母親が癌を患い、余命が約3ヶ月と診断される。お先真っ暗で、大抵の人であれば、落ち込み何も手につかなくなると思うが、この主人公は、残り少なくなった命で出来る限りのことを行っていく。それにより、家族はもちろんのこと、今まで出会った人、これから出会う人達に、影響を与えていく。
上記に記載した通り、物語としては、悲しいものとなっている。しかし、主人公は、このような立場でありながら、パワフルな面を見せ、人々に元気と笑顔を与えていく。この私から見て、元気がない現代にとっては、すごく影響を与えたのではないかと思った。よって、共感を生み、評価されているのではないかと感じた。
私は、映画の作りとしては、普通だと感じた。おそらく自分の中で、好きなジャンルではなかったので、私の脳に、心に影響を与えなかったのだと考える。もしくは、私の心が腐っていることにより、何も感じなかった。私は、元気が有り余っているので、何も感じなかったのかもしれない。涙を流すどころか、感動すらもあまりしなかった。ベタな物語は、あまり好きではないのかもしれない。ただ一点だけ良いと思ったのは、最後の方の風呂場の浴槽シーンの映し方は、声が漏れるほど良かった。
さらば青春の光
2020年3月23日(月)
さらば青春の光 117分 視聴
これは、オアシスのリアム・ギャラガーが一番好きな映画と発言していた。また、小説『グミ・チョコレート・パイン』の中にも登場していたこともあり、前々から興味は持っていた。後々調べて分かったとこであるが、ザ・フーのロックオペラを原作としているらしい。この手の映画は、あまり記憶に残らず、その時だけを楽しむようなものが多い印象である。舞台はヨーロッパで、不良の若者を題材にしているとなれば、尚更である。
物語としては、主に若者集団の抗争を描いたものであった。『池袋ウエストゲートパーク』のカラーギャングの対立のようなものだ。主人公ジミーの属するモッズと敵対するロッカーズの生活を約2時間映していく。その中で若者の労働の気怠さやどこにも吐き出すことの出来ない有り余った力、日々の退屈さを抑えるはけ口としてのドラッグ等を永遠と繰り返していく。そこに性欲だけが唯一繋ぎである恋愛模様も追加されていた。
はっきり言って、見る価値のない映画であった。私は、映画を見だして、全く面白くないにしても、とりあえずは最後まで映画を視聴する。最初は、面白くなくても、最後には、面白くなることもあるからだ。しかし、この映画は、スポットを当てるような場面もなく、終始退屈が流れていた。主人公が、労働のつまらなさを嘆いていたが、こっちのセリフだと言いたくなる程であった。
私が、中学生の時に見たとしても、憧れなどは全くなかったであろう。それどころか、哀れだと感じていたであろう。推測であるが、この映画は、若者に向けて制作したものであると思う。このようなものに憧れるダサい若者は、どれほどいるのであろう。もし、憧れるような人がいるのであれば、私は、その人を軽蔑する。20歳も超えて働きだした若者が、社会に甘えて悪さをして、日々の退屈に文句を言い、何も変えようと行動しないような人を見ると、私は同じ空気を吸いたくない。
この映画が、どういう趣旨で制作されたのかは、知らないが、ただただつまらなかった。『池袋ウエストゲートパーク』を視聴したときは、ユーモアが盛りだくさんであったので、憧れを持てたのであろう。私が、書いている感想は、おそらく映画の趣旨とは違い、現実世界の話をしてしまっているが、悪さは15歳までにしてほしいと思う。
この映画が、つまらないと言うことを知れただけの2時間であった。
ナイトクローラー
2020年3月14日(土)
ナイトクローラー 118分 視聴
またまた、ジェイク・ギレンホールの出演作を視聴した。この映画は口コミで中々の高評価であったので、借りてみた。予告編を見る限りでは、面白そうであったので、期待大であった。もう、ジェイク・ギレンホールの出演作で見たいものがないので、これで最後になるかもしれない。次回は、他の気になっている作品を見ていこうと思う。
映画の内容としては、お金も仕事もない主人公が職を探すところから始まる。登場から、この男は少しサイコパスな匂いを漂わせている。ある工場へ、自分で盗んだ金網を持ち込んで売りつけ、そこで働かせてもらえるように交渉する。しかし、主人公は、工場で盗人を働かせたくないと断られてしまう。
その帰りに、車の事故現場に遭遇する。自分の車を駐めて、現場を見に行くとそこにはテレビカメラが来ていた。その撮影者に、その仕事は儲かるのかと尋ねるが、相手にしてもらえない。後日、海岸で盗んだ自転車を質屋に売却して、テレビカメラを手に入れる。そして、様々な現場に乗り込み、フリーで撮影し、テレビ局に売り込みをかけていく。その稼ぎが良かったので、その撮影を続けていくこととなるが、それは次第にエスカレートしていくこととなる。
この物語は、妙な緊張感があり、先が読みづらく、非常に興味深い映画であったと思う。私は、ミステリーが好きなのもあるが、この映画はそのジャンルの中でも良かったと感じた。最後の終わり方は、並であったが、途中の怪奇演出は、素晴らしかったと思う。特に、ジェイク・ギレンホールの演技は、素晴らしいと思う。
今回の映画での演技は、今まで見た彼の出演作と見比べても、同一人物とは思えないほどの怪演ぶりであった。その演技に、少し恐怖すらも感じた。カメレオン俳優と言われる役者がいると思うが、彼はまさにその枠にふさわしい人物だと考える。
前回のブログで紹介したブロークバック・マウンテンでヒース・レジャーと共演していた。その際にヒース・レジャーの演技が光っており、彼の方が評価されているが、ジェイク・ギレンホールの演技も十分素晴らしいと今では思える。それほどに彼は魅力的であった。
ジョン・F・ドノヴァンの死と生
2020年3月13日(金)
ジョン・F・ドノヴァンの死と生 123分 視聴
コロナウイルスの影響で遂に会社から在宅勤務を推奨するようになった。さらに、ピーク時に比べて、仕事の量も格段に減り、暇と呼べる状態さえも出てきた。私生活でも、女性が多く生息しているクラブやバー、パブにも影響があり、人があまり出入りしていないとのことで、夜遊びが出来なくなっている。よって、私は、昨日映画館で映画を見てきた。
予告編を視聴したときから気になっていた作品であり、グザヴィエ・ドランが監督しているとのことであった。今まで彼の作品は、『マミー』、『わたしはロランス』、『たかが世界の終わり』のみを視聴したことがある。私は、彼が監督している作品において、特に面白いと思ったことがなく、使っている音楽と映像の中への音楽の挿入方法が良いという印象である。『わたしはロランス』で使用していた音楽が特に良かった思い出がある。また、『たかが世界の終わり』に関しては、視聴したと思うが、どんな物語であったかさえも記憶がない。おそらくそれほどの映画だったのであろう。
今回の映画は、主人公のジョン・F・ドノヴァンという俳優が死ぬところから始まる。その後、ある作家で俳優の青年が、女性記者からインタビューを受ける場面へと移り変わる。その青年は、幼少期にジョン・F・ドノヴァンと文通をしていたとのことで、その詳細を質問されていた。それから場面は、青年が幼少期にジョン・F・ドノヴァンに熱中していた頃に変わり、そこから、その少年とジョン・F・ドノヴァンに何があったのかが映し出されていく。
見る価値は無かったとは言わないが、決して面白い映画ではなかった。ストーリーも平凡で、少年がロンドンへ子役のオーディションに行って、その帰りに母親と抱き合う場面は、ありきたり過ぎて寒気がした。しかし、今回使用している音楽は良いとは思わないが、映像に音楽を組み込む技術は素晴らしいと思った。映画というものは、物語の構成が全てであるので、今回は期待外れだった。
俳優を題材にした映画は、『ロスト・イン・トランスレーション』、『SOMEWHERE』などしか知らないが、全体的にあまり面白くないのかもしれない。俳優を題材にした映画1位は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のような気がする。今まで視聴した中で、もっと面白い同ジャンルの映画があったのかもしれないが、今は思い出せない。総括として、ナタリー・ポートマンは可愛かった。それに尽きる。
ブロークバック・マウンテン
2020年3月8日(日)
ブロークバック・マウンテン 134分 視聴
ジェイク・ギレンホールが出演している映画の中で、これが一番高評価であったので、視聴してみた。また、借りてから知ったが、ヒース・レジャーも出演していたので、運がついていたと思う。ヒース・レジャーは、『ダークナイト』のジョーカー役でしか知らなかった。そして、彼があの役で天才である、という浅はかな知識しかなかったので、知れる良い機会だと思った。
ストーリーは、1960年代の話である。ある2人の男が仕事が無いために、職を求め、別々に山奥に訪ねてくる。山奥の主に、羊の見張り番の仕事を貰い、2人はテントで暮らしながら仕事を行う。その生活の中で、2人の男は熱い友情で仲良くなっていく。やがてその友情は、恋愛感情に変化し、2人は一夜を共にすることとなる。それから、時が経ち、仕事の契約期間が終了する。その後、2人は其々の街に戻り、パートナーの女性と結婚をし、所帯を持つこととなる。それからの2人の人生を描いていく物語である。
私は、この映画を見た後に、少し哀しく感じた。1960年代であるので、同性愛者の人間が普通に暮らせるということは、まず、有り得ないとは思っていた。しかし、そんな当たり前のことではなく、自分に置き換えた際に、私の人生が、少し暗くなるような気がしたことが哀しくなった要因である。将来、嫁と子供を2人ぐらい持っても、有るのは幸せだけではなく、金に困り、喧嘩の原因は大体それである生活が思い描けてしまった。私は今、好きなように生活しているが、結婚して全ての富を家庭に注ぎ込んだとしても、生活が円滑に回るとは思わない。というより思えない。
私は、生粋の女好きである。生きてからこの方、女性以外のものに強烈に興味を持ったことがない。乳、尻、それ以外に興味を持つ経験が無かった。しかし、この映画を見た際に、山奥で端正な顔つきをした男性と2人で、半年ほど時を過ごすと少し可笑しな気になってくるのかもしれないと感じてしまった。相手が木村拓哉だったら、少し気が変になってしまうのかもしれない。
最後に、ヒース・レジャーが特に素晴らしかった。『ダークナイト』の演技を見た後に、この映画を観て良かったような気がする。彼が正に、カメレオン俳優の代名詞であるということを確認できた。死後から評価されているとのことであるが、今後、ジェームズ・ディーン張りに評価されても良いと思う。
ラブ&ドラッグ
2020年3月7日(土)
ラブ&ドラッグ 112分 視聴
この映画もジェイク・ギレンホールが出演していたので、レンタルして視聴した。今後も、ジェイク・ギレンホールの出演作を徐々に見ていこうと思う。また、この映画は、恋愛もので、且つ、セックスについての物語であったのも借りた理由の1つである。
私は、今年で26歳であるが、性欲が大学を卒業してから急激に減っていた。仕事のストレスもあるのかもしれないが、セックスだけでなく、自慰行為をすることさえ減ってしまった。さらに、先週の話であるが、女性とセックスをしようとしたが、興奮せず、2割弱しか勃起しなかったので、後輩に女性を譲り、私は別の女性と酒を呑んだ。もちろんその別の女性とも、セックスはしていない。というか出来ない。なぜなら、興奮しないからである。これは、非常にまずい状態であるが、私は、日々筋トレに勤しみ、早寝遅起きをしている中で、金曜日(月に4回ある中の2回)は、朝まで街に繰り出し、女性に声をかけ、セックスするようにしている。また、先月から日々ニュースでも取り上げられているコロナウイルスも、感染すると生殖器に影響を与えるらしい。そんな様々な経緯があり、この映画を選定した。
物語としては、家電屋の販売員である主人公が客に対して、商品を売り込んでいるところから始まる。主人公は、顔が端正で、性格が明るいので、女性に好かれた。その中で、客だけでなく、同業の女性にも人気があった。ある日、店長の嫁と倉庫でセックスしているのが見つかり、会社をクビになってしまう。仕事が無くなってしまうが、家族の紹介で薬を売り込む営業マン(MR)に転身する。MRをやっていく中で、営業先の病院内である一人の女性と知り合う。その女性は、美人で聡明であったが、パーキンソン病を患っていた。主人公は、その女性に恋をしてしまうが、病気のことが気がかりとなる。主人公とその女性の恋愛模様を描いていく作品である。
内容と設定は、よくあるものであった。展開も予測ができるものであったので、驚きや発見、目新しさといったものはなかった。しかし、この映画はつまらないといったものではなかった。なぜなら、ジャンルがラブストーリーではなく、コメディよりであったからである。そして、セックスシーンが多く、笑える箇所も多かったように思う。よって、決して退屈するような映画ではなかったと感じた。1つ1つの場面に、共感できるところがあったので、物語を楽しめたのかもしれない。
私は、まだ20代であるからかもしれないが、エロイことが大好きであり、興味がある。私は、性欲が減ったとはいえ、顔が整っていない人、性格が悪い人、体が太っている人、肌が汚い人以外は、勃起はすると思う。しかし、先週の女性は、顔はある程度整っており、性格もよく、体は細く、肌も綺麗であった。なぜだろう。きっと年齢が、17歳も年上だったからであろう。私はその原因のみであったと信じたい。
サウスポー
2020年3月1日(火)
サウスポー 123分 視聴
この映画は、私が就活をしていた際に映画会社の面接の質問で、『あなたが一番好きな映画は?』という問いに対して、隣に座っていた女性が、この映画の名前を挙げていた。私が就活をしていた時代は、この映画が公開になった直後であった。映画の愛情があまりない人は、公開になる前後のみ映画の名前を挙げ愛情を持つが、時が経つとともに忘れ、愛情も無くなっていくのだろうと私は感じたことを覚えている。その女性と私の捻くれた考え方のおかげでこの映画を私は今までずっと覚えていた。
私は大学生の時に『遠い空の向こうに』という映画を視聴した。この映画は、非常に面白く、印象深いものであった。それから、社会人になってストレスと不規則な生活によって、私は大学生の頃より太った。その後、筋トレを始め、規則的な生活をすることによって、体重が落ち、筋肉質な身体になった。今でも、筋トレと規則的な生活を習慣として続けている。
そんな経験と生活を続ける上で、ある日ジェイク・ギレンホールという俳優を知ることとなる。この俳優を初めて見た時に、顔は男前ではないが、良い雰囲気を持っていると思った。それから調べてみると、若い頃に映画『遠い空の向こうに』で主演を務めており(顔が年齢とともに変わっており、気付かなかった)、さらに映画『サウスポー』で役作りの為に、筋トレをしている動画を見つけた。偶然と偶然が重なったので、これは視聴するしかないと思い、この映画を借りた。
物語としては、定番に近いようなものであった。連戦連勝無敗のチャンプが、挑戦者との試合をする場面から映画が始まる。主人公はこのチャンプであり、この試合も勝利を収めることとなる。主人公には、妻と小学生の娘がおり、豪邸で家族仲良く暮らしていた。試合直後の会見で、チャンプを挑発する新たな挑戦者に出会う。その際は、怒りを我慢し、その場を離れる。
後日、主人公は妻とあるイベントに向かう。その会場には、会見での挑発してきた挑戦者もいた。イベント終了後、会場で挑戦者と出会し、再度挑発される。その際に、チャンプは我慢しきれず、キレて挑戦者に殴りかかる。会場中が騒ぎとなり、挑戦者側の人間が発砲した銃弾が妻の腹部に当たり、妻は亡くなってしまう。
それからというもの主人公には覇気が無くなり、次の試合で負け、その時に審判に頭突きし、1年間の出場停止処分になる。手持ちの金が無くなり、建てた豪邸も車も差し押さえで一文無しになる。また、飲酒運転、薬の疑いで捕まり、親権が無くなって、娘と一緒に暮らせなくなる。何も無くなって絶望状態の主人公が、もう一度人生を取り戻す為にボクシングをやり直し、奮起していく。
この映画の設定としては、ありきたりで面白くないものであるが、映画の構成としては素晴らしかったと感じた。今までボクシング映画は、『ロッキー』、『レイジング・ブル』、『シンデレラマン』など視聴してきたが、この映画も同じように面白かったと思う。
物語の設定が雑なだけに、映画の構成は、繊細で現実感を漂わせていたように感じた。クライマックスも何もかも分かりきっている状態で視聴するが、見ているものを飽きさせず、なぜかドキドキさせるような何かがあった。これは、映画の撮り方と演技が良かったのかもしれない。そして、映画の間々に入ってくるエピソードに無駄なものが無かったように感じた。
天晴れと思える映画であった。しかし、ボクシング映画で一番面白いのは、『シンデレラマン』である。
フットルース 1984
2020年2月24日(月)
以前、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をレンタルした際に、併せて借りたものである。今週は3連休だったので、もう1本見ようと思い、棚に正面の向きで陳列してあり、見かけたことのあるタイトルとパッケージであったのでレンタルした。ダンス系(ミュージカルは一部好む)の映画は、基本的に好きではなく、『サタデー・ナイト・フィーバー』や『ロッキー・ホラー・ショー』のようなものは勘弁してほしいと思った。ダンス系で唯一好きなのは、『リトル・ダンサー』ぐらいである。この映画は、別格であると感じる。他の映画は、ダンスに囚われていて内容が薄っぺらいが、これは、物語が仕上がっていて面白い。このようなことを期待し、さらにこの映画はその世代の方にとって、有名作品であるような気がしたので、知っておいて損はないだろうと思い、借りた。
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内容としては、よくあるパターンで高校生の主人公が田舎町に転校してきたところから始まる。新しい学校に転入という形となり、その町の教会にいる牧師(町内会の権力者)の娘と知り合う。その娘によると、その町は5年程前にある高校生が、ダンスパーティーの帰りに飲酒運転をして、死亡事故を起こしてから町は変貌したとのことであった。それ以降、この町ではダンスミュージックを聞くこと、ダンスを踊ることも全て禁止となった。その事実を知り、主人公は、町の活気、高校生にとっての楽しみを取り戻すために仲間達と町を変えるよう行動していく。
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はっきり言って、クソつまらなかった。後に知ったことであるが、1984年当時は音楽も最先端であり、ちょっとした社会現象になったとのことであった。この映画は、日本でいうところの現代で流行っていたものが、30年という時を過ぎて視聴しているようなものなのだろうか。そう考えてみると、現代の実写化しているものやCGに頼りきったヒーローものの映画を30年後に見ている感覚なのかもしれない。それは、本当につまらないと思う。
やはり、映画はただ売れたものではなく、内容に深い意味があり、後世にも語り継がれるものでないとつまらないのであろう。映画を見た後に、後悔とか時間を無駄にしたなどは思わないが、ただつまらなかったということを知れただけだった。私が、あまり映画を見ない人間であったり、高校生の頃に見ていたら楽しめたのかもしれない。また、つまらない映画を見た後に、よく思うことがある。こういったジャンルで面白い映画というものは、本当に素晴らしいということを再確認できる。『リトル・ダンサー』は最高である。
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これに懲りず、ジャンルに囚われず、今後も面白い映画を探求していきたい。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
2020年2月23日(日)
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 161分 視聴
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この映画は、1年程前にYouTubeの広告で見かけて知った。クエンティン・タランティーノの映画は、『レザボア・ドッグス』と『パルプ・フィクション』などの有名どころ以外、あまり数は知らないが、それらの映画の世界観は嫌いではない。何せクエンティン・タランティーノの映画は、カットの多さと本編には関係のないようなどうでもいい会話が特徴なので、好き嫌いが分かれるのかもしれない。
また、この映画には何と言っても、ブラッド・ピットが出演している。ベタであまり良くないかもしれないが、何をやっても映えるような役者は、見てて気持ちがいい。顔ももちろん男前であるが、ジョニー・デップやデビット・ベッカムなどの方が顔は整っていると考える。しかし、彼だけが持ってる雰囲気やカッコ良さがあると思う。日本で言うところの木村拓哉のような存在価値があると感じる。
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あらましとしては、1960年代に西部劇などに出演している俳優(レオナルド・ディカプリオ)とそのスタントマン(ブラッド・ピット)についてが、映画の大半の話である。役者の裏側を撮っており、生活の中でそんな大きな進展や事件などは起こらず、進んでいったような気がする。事件について、強いて挙げるのであれば、ヒッピーとの格闘シーンが少しあったぐらいである。主人公2人、特にブラッド・ピットのカッコいいシーンを見るための映画だったような気がする。
しかし、終盤近くのヒッピーとの格闘シーンは、手を叩いて笑った。爽快で且つ、力強かった。また、毎度であるが、映画というものは、堅苦しく順序立てて制作しなくても良いと思わしてくれる作品であった。そして、男は筋肉を付けて、マッチョにならないといけないと改めて思った。日本人に多いガリガリで腹筋が割れているのではなく、胸筋が出てて、そのついでに腹筋が付いていたような肉体を手に入れなければならない。ガリガリで腹筋が割れているようなダセぇ奴は、デブの巨乳と同じぐらい価値がないと思う。
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総まとめとして、とにかくブラッド・ピットは、仕草一つ一つが印象的で素晴らしく、私に夢を与えてくれる。私も早く誰かに印象を与えれるよう活動をしていく。
運び屋
2020年2月16日(日)
運び屋 116分 視聴
最近映画を見てなかったので、昨日の晩にこの映画をレンタルした。そして、その日の内に視聴するのではなく、次の日の朝に見ようと思った。なぜなら、私は、就職してから運動もしておらず、不規則な生活をしていたので、最近、徐々に太り出してきた。よって、規則的な生活を送るために、早寝遅起き、間食をやめる、夜ご飯に炭水化物をできるだけ食べないなどを実施している。
そのおかげで、1ヶ月で6kgも減らすことができた。また、筋トレも2日に1度行い、プロテインドリンクも摂取している。おかげで腹筋が割れ、胸筋もついてきた。その生活を今後も続けるために、私は、夜に映画を見るのではなく、本日みたいに朝5時30分に起きて映画を視聴するようにする。話がダイエットブログみたいになってきたので、話を映画に戻す。
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私は、元々クリント・イーストウッドの映画が好きであったので、この映画の予告編を2年ほど前に見ていた時から、いつか本編を視聴したいと思っていた。「グラン・トリノ」、「ミリオンダラー・ベイビー」、「硫黄島からの手紙」、「マディソン郡の橋」、「アメリカン・スナイパー」、「ハドソン川の奇跡」、「パーフェクト・ワールド」、「チェンジリング」、「ジャージー・ボーイズ」、「人生の特等席」など数えだしたらきりがないほどの名作を制作している。
その中でつまらなかったのは、「ダーティハリー」ぐらいだと思う。「ダーティハリー」においても、私が見たのは大学生の時であるので、公開当時に見ていたら、それはすごく興味深いものであったのかもしれない。
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物語としては、軍人をやっていた主人公(クリント・イーストウッド)が退役してから、花屋を営んでいるところから始まる。家族よりも仕事を優先する人間であり、娘の結婚式や誕生日などの行事ごとには、一切出席をしなかった。それから、10年余り時が経ち、時代が変化していく。花屋も通販を利用した他の店舗に売り上げを持っていかれ、主人公の花屋が差し押さえにあい、倒産してしまう。
その後、孫娘の結婚前のパーティーに出席しようと、その場に向かい嫁と娘に会うが、家族よりも仕事を優先していた自分を許してくれない。何もかも上手くいかないと思い込んでいたところに、パーティーに出席していたある若者に声を掛けられる。仕事に困っているなら、ドライバーを探している人がいるので、名刺に記載している所へ電話してみるといいとのことであった。
それから、主人公は自分の車で指定された場所へ向かい、荷物を預かり、それを指定された場所へと届ける運び屋の仕事を請け負うこととなる。始めは、ある荷物を長距離運んだだけで、高額な給料が貰える良い仕事だと思い込んでいた。それから、何度か続けていくうちに、運んでいる荷物の中身が気になり、運送途中に中身を確認してしまう。確認すると、中身はなんと大量の薬物であった。しかし、主人公は高額な給料をもらえるがために、その仕事を続けてしまう。そして、そのおかげで様々な事件へと巻き込まれていくこととなる。
価格:3,850円 |
今まで多くのクリント・イーストウッドの映画を見てきたが、今回のものは普通の映画であった。まず、物語の設定が普通で、よくあるものではないかと感じてしまった。今は思い出せないが、似たような設定の映画があったように感じる。それで、私がつまらないと思ってしまったのかもしれない。 また、ストーリー展開も普通であり、緊迫する場面もあまりなかったように感じる。そして、終盤のシーンもこれといった目新しさもなく、不完全燃焼といったところだった。
今回の映画は、微妙というか、あまり印象には残らなかったが、クリント・イーストウッドの映画は、全体的に素晴らしいものが多いと思う。私もすべての作品を視聴したわけではないが、ハズレが少ないと感じる。また、実際に起きた何かの事件や誰か著名人の逸話などを元に、映画を作成しているものが多いと思うので、その物語に現実味があり、作り物感が強すぎないので面白いのかもしれない。特に私は、「ジャージー・ボーイズ」と「パーフェクト・ワールド」を推奨する。最後に、クリント・イーストウッドは、いくつ年を重ねても色男だと感じる。私もこうありたい。
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パラサイト 半地下の家族
2020年1月11日(土)
パラサイト 半地下の家族 132分 視聴
先月は、ブログを書くのが億劫だったので、またまた怠惰が出てしまい、今更ながら書いていく。こんなに素晴らしい映画だったのに、早くブログを書かなかったことが、映画に対して非常に申し訳なかったと心から思う。
この映画は、2019年の8月頃に英会話の先生に教えてもらった。その先生は、飛行機の中で見て衝撃を受けたとのことだった。
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その映画を自分で調べてみると、主演の名俳優ソン・ガンホは知っていた。また、映画監督のポン・ジュノについても、『殺人の追憶』という作品で認識済みであった。『殺人の追憶』は、私が今までに見た映画の中でも、特に印象に残っている映画であったので、『パラサイト 半地下の家族』は、より期待が出来ると感じた。
物語は、4人家族の日常風景から始まる。世の中の人間が地上で生活している中、その家族は、半地下で生活をしていた。地上からの光は、天井と地上の間にある窓から差し込むぐらいであった。その家族は、父、母、兄、妹で構成されており、全員職がなく、困窮を極めていた。
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そんなある日、兄の友人の大学生が、半地下にある我が家に訪問してくる。その友人は、アメリカに留学することを計画していると兄に話し始める。そして、韓国を当分離れることとなるという報告をされる。友人は、現在、女子高生の家庭教師をしており、そのアルバイトを代わりに当分請け負って欲しいとのことであった。
兄はそれを了承し、後日その女子高生の家に向かうと、そこは超がつくほどの大金持ちであった。それから、悪知恵を振り絞り、兄だけでなく、家族である父、母、妹もその家と関係を持つようになり、次第に侵略していくこととなる。
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この映画を見る前から、期待は大であったのだが、その期待以上の仕上がりであった。中でも衝撃を受けたのは、物語の設定、作り方、流れであった。私は、この作品に嫉妬して、人生で初めて、映画を観終わった後に感涙してしまった。映画を見た後に感動で泣くことはあるが、物語の構成に嫉妬して涙を流したことはなかった。私がこのブログをやり始めてから、色々な映画について批評したが、この映画はダントツで一番良かったと思う。
『殺人の追憶』を視聴した際にも、衝撃を受けたが、それ以上であった。何もかもが新しく、映画関係者は、度肝を抜かれたのではないかと思う。もちろん演技が素晴らしいかった、撮影方法が凄かったなど、色々あるだろうが、物語の設定の破天荒さには敵わないと私は感じた。
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この映画の凄いところは、全く先が予想できず、また、映画が終わったかと思いきや、まだ続いていたりとある意味どんでん返しを繰り広げていたのかも知れない。私はこの映画を心から絶賛したいと思う。そして、今でも十分評価されていると思うが、今以上にこれから評価され続けることを願う。
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パリ、ジュテーム
2020年1月2日(木)
パリ、ジュテーム 120分 視聴
2020年1月2日(木)に見た映画であるのにも関わらず、なぜかブログを書くことが億劫過ぎて、約1ヶ月経過した本日文字を打っている。
実家に帰った際に少し時間があったので、パッケージの雰囲気が良いものを手に取り、視聴した。後は、ナタリーポートマンが出演しているということが、借りる大きな要因である。
映画の内容としては、パリ20区の内18区を舞台にそれぞれの場所での恋愛ドラマを描いたものであった。その場所場所で短編の物語を映して、それを繋げて一本の長編映画にしていた。短編ごとに監督を変えているので、各々の映像の味を感じられるようになっていた。
映画を見た感想は、ただただつまらなかった。だらだらと他人の恋愛を見ているだけなのだが、その恋愛が面白いものなのか、あまり見かけない価値観を持っている人物像であるのか、見ている視聴者が興奮するような恋愛模様であるのか、など、そういったものは一切なく、通常の価値観を持った凡人を描いているだけであった。
自分の年齢が若いので、刺激を求める恋愛ばかりで、普通の日常を描いているただただ当たり前の光景が楽しめなかったのかもしれない。私は、今25歳であるが、恋愛において面白いことと言えば、気持ちいいセックスか、価値観が自分とは違う女の人と取っ替え引っ替えに会うことぐらいだと日々感じる。
今思ったが、他人のありきたりな恋愛を描いただけで何が面白いというのだろう。この映画を放映してしまうと、パリという街がつまらなくも感じてしまう。この映画は、ナタリーポートマンが可愛かった、ただそれだけであった。映画というものは、基本は非現実的であり、現実的な部分が若干あることで、視聴者の共感を得て、楽しませることが一番良いような気がする。
私は、どういった背景で、どのようなテーマでこの映画を制作したのかは知らないが、クソつまらなかった。ただそれだけであった。
八つ墓村 1977
2019年12月29日(日)
八つ墓村 1977 151分 視聴
この映画は、以前にレンタルして視聴せずに返却しており、そのまま時が立っていた。先日、レンタルショップに行く機会があったので、もう一度借りてみた。
タイトルだけは、元々聞いたことがあったが、内容は全く知らなかった。さらに、「犬神家の一族」との区別がついておらず、スケキヨが出てくるのが、どちらかということもハッキリと理解出来ていなかった。
見終わった後に調べて分かったことであるが、どちらも「金田一耕助シリーズ」とのことであった。金田一耕助も名前だけ聞いたことがあるが、1作品も視聴したことがない。無知とは恥ずかしく、怖いものだと感じた。今後は、「犬神家の一族」並びに、「金田一耕助シリーズ」を視聴しようと思う。
物語のジャンルとしては、サスペンスであった。主演は萩原健一で、渥美清、山崎努など豪華俳優陣が出演していた。
主人公が東京で働いていると、ある日、上司から呼び出されるところからストーリーは始まる。新聞の電報に自分の名前が載っていると言われ、内容としては、大阪のある事務所へ来て欲しいとのことであった。そこへ向かうと、弁護士と1人の老人がおり、弁護士から出生を聴取された。
主人公は、小さい頃に母親を亡くしており、父親については顔も名前さえも知らなかった。その後、本人確認が出来ると、1人の老人が口を開け、自分が主人公の祖父だと名乗った。祖父は、主人公に故郷へ戻ってきて欲しいので、電報を利用して呼び出したとのことであったが、その話の途中で踠き苦しみ息を引き取ってしまう。
主人公は、親戚である女性と一緒に、自分の故郷である岡山県の村に向かうのであった。その村は、昔、百姓の村であったが、ある日、8人の落武者が訪ねて来ることがあった。初めは困惑したが、落武者を快く村へ迎え入れ、村の祭りへ招待した。その際に、初めは祭りへ迎え入れる素振りをしていたが、実際は宴会の酒に毒を盛り、8人とも斬り殺してしまう。
それからというもの、その村には奇妙な事件が発生し、村中で落武者の祟りと噂し始める。その後、その事件を回避する為、落武者8人を丁寧に埋葬し、祀り、祟りを治めた。その事があって、その村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。
主人公が村に着くと、初めは村から歓迎された。それから状況が変わり、奇妙な事件が相次ぎ、それらに巻き込まれて行くこととなる。
自分が子供の頃、大人が見ていた映画を視聴したような感覚であった。映画の作り方としては特別面白いものではなかったが、その時代に日本の映画を支えてきた1本なのだろうと感じた。今、ある程度目が肥えた状態でこの映画を見ると、あまり面白くないと思ってしまう。いや、映画をあまり知らない状態でも面白くなかったのかもしれない。映画を見過ぎて、知識があれば良いということではない。映画に目新しさをいつも求めてしまう。
ただ、萩原健一はカッコ良かった。顔は整ってなく、特別スタイルも良いとは思わないが、凄く味のある人間に見えた。これがオーラなのだろうか。調べたところこの映画の時は、27歳だと記載されていた。色気、渋さを20代で出せるのは、羨ましく思う。