映画日録

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一番好きな映画は『バベットの晩餐会』、一番つまらなかった映画は『パッチギ』。視聴した映画の感想を書いていきます。読者登録、コメントお待ちしております。

ナイトクローラー

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2020年3月14日(土)

ナイトクローラー 118分 視聴

 

またまた、ジェイク・ギレンホールの出演作を視聴した。この映画は口コミで中々の高評価であったので、借りてみた。予告編を見る限りでは、面白そうであったので、期待大であった。もう、ジェイク・ギレンホールの出演作で見たいものがないので、これで最後になるかもしれない。次回は、他の気になっている作品を見ていこうと思う。

 

 

映画の内容としては、お金も仕事もない主人公が職を探すところから始まる。登場から、この男は少しサイコパスな匂いを漂わせている。ある工場へ、自分で盗んだ金網を持ち込んで売りつけ、そこで働かせてもらえるように交渉する。しかし、主人公は、工場で盗人を働かせたくないと断られてしまう。

 

その帰りに、車の事故現場に遭遇する。自分の車を駐めて、現場を見に行くとそこにはテレビカメラが来ていた。その撮影者に、その仕事は儲かるのかと尋ねるが、相手にしてもらえない。後日、海岸で盗んだ自転車を質屋に売却して、テレビカメラを手に入れる。そして、様々な現場に乗り込み、フリーで撮影し、テレビ局に売り込みをかけていく。その稼ぎが良かったので、その撮影を続けていくこととなるが、それは次第にエスカレートしていくこととなる。

 

 

この物語は、妙な緊張感があり、先が読みづらく、非常に興味深い映画であったと思う。私は、ミステリーが好きなのもあるが、この映画はそのジャンルの中でも良かったと感じた。最後の終わり方は、並であったが、途中の怪奇演出は、素晴らしかったと思う。特に、ジェイク・ギレンホールの演技は、素晴らしいと思う。

 

今回の映画での演技は、今まで見た彼の出演作と見比べても、同一人物とは思えないほどの怪演ぶりであった。その演技に、少し恐怖すらも感じた。カメレオン俳優と言われる役者がいると思うが、彼はまさにその枠にふさわしい人物だと考える。

 

 

前回のブログで紹介したブロークバック・マウンテンヒース・レジャーと共演していた。その際にヒース・レジャーの演技が光っており、彼の方が評価されているが、ジェイク・ギレンホールの演技も十分素晴らしいと今では思える。それほどに彼は魅力的であった。