映画日録

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一番好きな映画は『バベットの晩餐会』、一番つまらなかった映画は『パッチギ』。視聴した映画の感想を書いていきます。読者登録、コメントお待ちしております。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生

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2020年3月13日(金)

ジョン・F・ドノヴァンの死と生 123分 視聴

 

コロナウイルスの影響で遂に会社から在宅勤務を推奨するようになった。さらに、ピーク時に比べて、仕事の量も格段に減り、暇と呼べる状態さえも出てきた。私生活でも、女性が多く生息しているクラブやバー、パブにも影響があり、人があまり出入りしていないとのことで、夜遊びが出来なくなっている。よって、私は、昨日映画館で映画を見てきた。

 

 

予告編を視聴したときから気になっていた作品であり、グザヴィエ・ドランが監督しているとのことであった。今まで彼の作品は、『マミー』、『わたしはロランス』、『たかが世界の終わり』のみを視聴したことがある。私は、彼が監督している作品において、特に面白いと思ったことがなく、使っている音楽と映像の中への音楽の挿入方法が良いという印象である。『わたしはロランス』で使用していた音楽が特に良かった思い出がある。また、『たかが世界の終わり』に関しては、視聴したと思うが、どんな物語であったかさえも記憶がない。おそらくそれほどの映画だったのであろう。

 

 

今回の映画は、主人公のジョン・F・ドノヴァンという俳優が死ぬところから始まる。その後、ある作家で俳優の青年が、女性記者からインタビューを受ける場面へと移り変わる。その青年は、幼少期にジョン・F・ドノヴァンと文通をしていたとのことで、その詳細を質問されていた。それから場面は、青年が幼少期にジョン・F・ドノヴァンに熱中していた頃に変わり、そこから、その少年とジョン・F・ドノヴァンに何があったのかが映し出されていく。

 

 

見る価値は無かったとは言わないが、決して面白い映画ではなかった。ストーリーも平凡で、少年がロンドンへ子役のオーディションに行って、その帰りに母親と抱き合う場面は、ありきたり過ぎて寒気がした。しかし、今回使用している音楽は良いとは思わないが、映像に音楽を組み込む技術は素晴らしいと思った。映画というものは、物語の構成が全てであるので、今回は期待外れだった。

 

 

俳優を題材にした映画は、『ロスト・イン・トランスレーション』、『SOMEWHERE』などしか知らないが、全体的にあまり面白くないのかもしれない。俳優を題材にした映画1位は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のような気がする。今まで視聴した中で、もっと面白い同ジャンルの映画があったのかもしれないが、今は思い出せない。総括として、ナタリー・ポートマンは可愛かった。それに尽きる。