スリー・ビルボード
2019年10月27日(日)
スリー・ビルボード 115分 視聴
この映画を見る動機は何もなかった。ただただ目に入ったので、見てみた。パッケージには、見たことのある俳優、女優がいたので、TSUTAYAで借りてみた。
このストーリーは簡単に言うと、ある一人の女性が、自分の娘がレイプされて殺されて、病んでいるところから始まる。自分の仕事の帰り道に、路上にある3つの広告塔を見つけ、それに自分の娘を殺した犯人を見つけない警察官に苛立って、その警察官に向けてメッセージを込めて、広告塔を作成する。それが事の発端となる。
それから、色々な人物のストーリーが始まる。それは、傍から見ると、ストーリーから関係のないことや良くわからないことが始まり、それぞれに終わりを告げていくこととなる。
このストーリーは、言葉では伝えきれない何かがあるような気がする。この映画を見たときに、今まで私が見てきた映画の中にはない、ストーリー性、物語の進め方があったように感じる。全く新しい世界を垣間見たように思う。映画とは、自由に進めていいのだと感じれる映画だと考える。私が、今まで見てきた、というか、今までの王道と言われる映画を全て否定するかのような映画だと思う。
映画、芸術を引っくるめて、自由に表現することの大切さ、そうしていいのだと思わしてくれる映画であった。見る人によれば、統一性はないのかもしれないが、今までありきたりな設定の映画を見てきた人には、新しい映画になっているのかもしれない。
しかし、映画の歴史に残るような衝撃はないのかもしれない。
私は、これからも映画、芸術を愛する。愛していく。