映画日録

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一番好きな映画は『バベットの晩餐会』、一番つまらなかった映画は『パッチギ』。視聴した映画の感想を書いていきます。読者登録、コメントお待ちしております。

イエスタデイ

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2019年10月22日(火)

エスタデイ 116分 視聴

 

また、ベタな映画を見てしまった。

私は、ビートルズのことが好きであり、さらにこの映画の予告編を見て、興味があったことは、間違いない。

 

この映画は、予告編通り売れないミュージシャンが一人存在しており、そのミュージシャンが小さなライブ帰りに、自転車で帰っているときに何かが起きた。その何かとは、世界中で12秒間のみ電気が止まるという現象が発生した。

それは、電気が止まるというより、映画の中では時が止まったというように表現されていた。その際に、主人公は走行中のバスと衝突する事故にあった。主人公は、事故により歯が折れ、体を痛めつけてしまったので、入院することとなった。

退院後、友人が集まる中で、退院祝いでアコースティックギターをもらった。そのギターで友人の前でビートルズのイエスタデイを演奏した。友人らは、それに感銘を受けて、称賛していた。主人公はその現象をおかしいと思い、各々に曲について確認した。その後に分かったことだが、誰もビートルズを知らない世界となっていた。

あの12秒間、時が止まった中で、人々の記憶にはビートルズ、さらには、オアシス、コカコーラなどの存在も消滅していた。

その後、主人公はビートルズを再び世に広めるため、認知活動を起こすこととなる。

それを行うことによって、主人公は、名誉、名声、富を得ることとなるが、その裏側には、失うものもあり、これは、その状況の中での主人公の葛藤を描いた作品である。

 

私は、ビートルズが好きで、この映画を見たが、ストーリーとしては、ベタベタであった。しかし、それがつまらないということではなく、ベタベタの中にもビートルズの名曲に乗せて繊細な表現があった。そのことにより、ビートルズの名曲が良く描かれていたのではないかと思う。

全く関係ないが、その中で特に嬉しかったのは、オアシスのワンダーウォールが、ちょっとかかったことが何より嬉しかった。私は、ビートルズのファンではあるが、それ以上にオアシスのファンである。

余談はこのぐらいにして。

この映画に関しては、綺麗に纏まっている映画であった。綺麗にまとまり過ぎていて、今後の映画の歴史には、名前が残らないだろうと感じた。俗にいう万人受けという映画だった。

しかし、見る価値はあると思う。

私は、今後見る映画には、歴史に残るような衝撃を期待し続けていたい。

私は、今少し酔っているので、このぐらいで終わる。